帯状疱疹

ヘルペスウイルスの一種が、まぶたや黒目、白目にできものを発生させる疾患です。
このウイルスは、過去にみずぼうそうにかかったことのある人の体内に潜んでいて、何らかの原因で活性化して症状を起こします。
皮膚にピリピリとした痛みや赤みが発生します。

甲状腺の病気

のどの前部にある甲状腺の異常によって、まぶたのむくみや赤みが発生することがあります。
バセドウ病や橋本病などで甲状腺の機能に異常がある低下した場合に症状が出ます。

結膜炎

まぶたの裏側や白目の表面にある粘膜を結膜と言います。
この結膜に炎症が起きると、まぶたの外側も赤みを発症することもあります。
結膜炎の原因としては、アレルギー、細菌やウイルスなどの感染、異物混入による腫れ、怪我などがあります。症状として目やに、充血、かゆみ、涙などが現れます。

麦粒腫・霰粒腫

麦粒腫は、まつ毛の根元近くにある皮脂腺や汗腺に細菌が感染する疾患です。一般的には「ものもらい」と呼ばれます。患部に膿が溜まってしこりとなり、赤く腫れ、痛みやかゆみが起こります。
霰粒腫は、まつ毛の根元近くにある脂線がつまり、分泌物が溜まってしこりや腫れが起きます。
お互いによく似た症状を示します。

クインケ浮腫

クインケ浮腫とはじんましんの一種で、何らかの原因で血管やリンパ管の外に水が漏れて腫れを引き起こす疾患です。
症状としては、まぶたや口が腫れることです。原因は、遺伝、食物アレルギー、ストレスなどが当てはまります。

アトピー性皮膚炎

目のまわりやまぶたにアトピー性皮膚炎の症状が出ると、目の周りやまぶたがかさかさすることがあります。

化粧かぶれ

化粧品に含まれる成分によるアレルギー症状で、化粧品を使用した箇所が赤くなり、かゆみやぶつぶつが出る場合があります。

水ぼうそう

水ぼうそうとは、帯状疱疹ウイルスにはじめて感染した人が発症する疾患です。
ほとんどの人が10歳頃までに感染し、一度罹患すると免疫ができてその後は罹患することはありません。
症状は、赤く小さな発疹が顔に現れ、その後全身に広がります。これは数日で水ぶくれになり、かさぶたとなって治るという過程をたどります。