当院で行う日帰り手術
涙道手術
涙は涙腺で分泌され、目の表面を潤したのち、目頭にある「涙点」→「涙小管」→「涙嚢」→「鼻涙管」を通って、鼻の奥へと流れていきます。この涙が流れる管を「涙道」と言います。
涙道は様々な原因で細くなったり、閉塞したりすることがあり、場合によっては、涙道内視鏡を用いた涙管チューブ挿入術などの涙道手術を行います。
眼瞼下垂手術
眼瞼下垂とは、まぶたを引っ張り上げている筋肉が弱まり、まぶたが下がることで視界が悪くなる病気です。
眼瞼下垂手術は、まぶたの中の板(瞼板)に付着している眼瞼挙筋腱膜やミュラー筋を短く縫いつけることで瞼を上げる力を回復する手術などがあります。
老化に伴う病気
白内障
白内障は、目の水晶体が白く濁る疾患です。水晶体は、カメラでいうレンズに値します。進行すると、眼鏡をかけても見づらくなってしまうことがあります。
緑内障について
緑内障は、視神経が障害され、視野の狭窄をきたす疾患です。
主な原因は眼圧の上昇とされていますが、近年では正常な眼圧で緑内障になる「正常眼圧緑内障」が日本国内で多いことが分かっています。
老眼(老視)
老眼は、加齢を原因として水晶体が弾力を失い、近くのものにピントが合いづらくなり、見えにくくなる状態です。
屈折異常
屈折異常(遠視・近視・乱視)
目の角膜と水晶体は、カメラでいうところのレンズ、網膜はフィルムにあたります。目に入った光が角膜と水晶体で屈折したのち、網膜で焦点が合うと綺麗に見えます。逆に、角膜と水晶体で光が屈折し、網膜以外の場所で焦点が合うとピンボケになります。
この状態を屈折異常といい、大きく分けて以下の3つがあります。
定義 | 原因 | 症状 | |
---|---|---|---|
近視 | 目に光が入り、網膜の手前で焦点が合った状態 | 角膜や水晶体の屈折力が強い、もしくは眼球が長いために生じる | 遠くのものが見えにくい |
遠視 | 目に光が入り、網膜の後ろで焦点が合った状態 | 角膜や水晶体の屈折力が弱い、もしくは眼球が短いために生じる | 近くのものが見えにくい |
乱視 | 目に光が入り、角膜の歪みによって、焦点が合わない状態 | 角膜の歪みにより生じる | ものがゆがんで見えたり、文字が見えにくかったりする。 眼鏡で矯正できる正乱視と、眼鏡で矯正できない不正乱視がある |
網膜・ぶどう膜の病気
網膜・ぶどう膜の病気
眼球の外壁は、外膜・中膜・内膜に分類されます。
外膜は、角膜と強膜からなり、中膜は総称してぶどう膜と呼ばれ、虹彩・毛様体・脈絡膜の3つからなり、内膜は網膜を指します。ぶどう膜の疾患には、ぶどう膜炎があり、ぶどう膜の炎症と、脈絡膜に隣接する網膜・強膜が炎症を起こしている状態です。
症状には、目の赤み、痛み、かすみ、ものがゆがんで見えるなどの症状があります。
網膜剥離
網膜剥離とは、眼球の内側にある網膜という膜が剥がれ、視力が低下し、失明にも繋がる病気です。
結膜の病気
結膜炎
結膜炎とは、結膜と呼ばれる白目とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜が炎症を起こした状態です。
結膜の充血や瞼の腫れ、目やに、かゆみなどの症状が出現します。
翼状片
翼状片とは、結膜の下にある組織が、目頭から黒目(角膜)の中央に向かって進入する病気です。黒目が充血したように赤く見えたり、こぶができたように腫れたりします。
眼瞼(まぶた)の病気
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、一般的に目を開ける筋肉や膜が弱ったり皮膚がたるむことで、まぶたが垂れ下がることで目が開きにくくなる病気です。見えにくい、まぶたが重いなどといった症状が出現します。
逆さまつげ
逆さまつげとは、通常とは逆の眼球に向かってまつげが生えている状態です。
まつ毛が当たって眼球の最も外側にある角膜を傷つけることや細菌への感染、流涙、目痛、視力障害を引き起こす恐れがあります。
ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)
目のまわりのできもののほとんどは、ものもらい、めばちこなどと呼ばれ、地方ごとに呼び名が異なります。
医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」や「霰粒腫(さんりゅうしゅ)などのことを指します。
その他
小児眼科
正確な検査や治療を行うためには、お子様自身の前向きな協力が必要不可欠です。また、目の症状は初見では異常が見つかりにくい場合もあり、普段の生活での様子を確認できれば、診断の正確性が高まることもあります。
そのため、可能であれば気になる部分をご来院前に写真で残していただき、検査時にお見せください。
ドライアイ
ドライアイでは、涙の分泌量や質が低下することで目の表面が乾燥し、不快感や充血や痛み、目の疲れなどが生じます。
お悩み・症状から探す
目に異常が生じると、様々な症状が現れます。
「これくらい大丈夫」と思っている不調の中には、目の疾患の症状として起こっているものも少なくありません。
以下の症状は、何かしらの疾患が隠れているサインになります。
心当たりがありましたら是非、兵庫県揖保郡にある松浦眼科医院へご相談ください。